2005 シマノジャパンカップ 投(キス)釣り選手権大会
中国大会 参戦記録

シマノが毎年開催している大会であるジャパンカップ、2回目の挑戦です。

プロローグ

昨年早く着き過ぎた感もあったので今年は30分ほど遅い2:45頃出発です。米子ICを出て間もないところにあるいつものローソンで食糧を買い、かめや釣具で餌のチロリと砂虫を買い、弓ケ浜を目指します。朝焼けが綺麗だったので弓ケ浜展望台に寄り道してデジカメ撮影。海は非常に穏やかで、これならメインの仕掛けが使えると一安心。

5時頃駐車場に着くと既に一杯で本部裏の草地に案内されました。国道431を歩いて渡って行かなくて済むので準備は楽ちん。クジを引くと今年はゼッケン98番、出発は第二グループになるのでまずまずの番号です。
竿を継いで待っている人もいますが昨年よりそれは少なく見えます。竿を継いでおくとそれだけ準備の手間が減りますけども、移動する時には長い竿が邪魔になります。竿をたたんで持っている人は走る気満々に見えます。

一回戦は徒歩移動のみの場所制限無しで6:00〜9:00の3時間のキス重量勝負、総勢227名の内上位54名が二回戦(エリア限定)進出で2時間、さらに上位11名が翌年のセミファイナル西日本大会へコマを進められる、というルールです。

一回戦

さぁスタート。ポイントは先月釣って型の良いのが釣れた皆生方面を取ることにしました。先行者には本部から真直ぐ国道に出るのでなく松林に向かって歩く人が結構います。なるほど国道まで出るのに斜めに進んでショートカットしようという魂胆、早速それに乗りました。しかし走る人は多い、どんどん抜かれて行きます。体力温存の為にもそれほど走るのもためらいがあり、国道は歩いて行きました。1km近く歩いたでしょうか、2つめの流れ込み(小川)手前で浜に向かい、流れ込みすぐの場所に人が入っていましたのでその左隣、さらに左の人と20mほど間隔が空いていた中に陣取りました。少し間隔が狭いがしかたない、と諦めていると右に「ここいいですか?(^^)」と入ってくる人が。ダメとも言えず右側が5mほどの狭い間隔になってしまいました。今迄これほど他人と狭い間隔で投げ釣りをした事はありません。ちょいと不安。

昨年より時間は少し余裕が持てましたので竿をセットして仕掛けをつないだところで少しトイレ(^^;。戻って餌付け、今回も初回限定で多点13本針仕掛けにチロリを付け開始時間の6時を待ちます。針数が多いと餌付けに時間がかかり効率が悪くよくないのですが、最初の1投だけは餌付けを開始時間前に済ませる事ができその欠点が当てはまらず、針が多い=一度にたくさんキスを取れることを狙えるという作戦で、2投目からは仕掛けを途中で切り針数を落として続けます。
さて時間が来たところでキャスト、ラインは新品のPE0.6号を巻き直したばかりなので優しく投げ、4色程に着水し3色半からさびき始めます。ちょっと優しすぎたか。右隣の人はいきなりバッチンと糸を切ったらしく、再度セットアップしています。アタリはちらちらありますが我慢して1色を半分程巻くところまでさびき引き上げると3連とイマイチ、多点のメリットが全く出てません。予定通り針を5本カットして8本にして2投目、同じ様に弱いアタリがあってさびいていると妙な方向に引っ張られる、と思ったら右の人とオマツリしている様子です。そしてこれが二人越して流れ込み向こうの三人目の人と絡んでました(右二人めの人はちょうど投げていなかった)。「真直ぐ投げとんか!」と文句云われながら『真直ぐ飛んでいれば絡まないワナ』とは云わずひたすら平身低頭。「右の空いとるところへ行けや」とも云われながら回収してみると一応3連。そこそこ行けそうなのでここで粘りたいところですがどうも気が悪いし移動かけることにしました。といっても似た様な詰んだ間隔で入れそうなところはありません。本部から離れる方向へ向かっているので帰りを考えると余り遠くまでは行けませんので、やや間隔が空いていると見えた場所に半ば強引に入りました。

上の画像で隣で釣っていたのが数少ない女性でした。振出(サーフリーダーか?)ですが元竿継ぎ目あたりまでタラシを長く取り、振りの鋭さはないものの投げ始めからフィニッシュまで毎回ピタッと決まる素晴らしく安定したフォームで投げて、少ないながらも安定してキスを掛けていました。お隣のご主人らしき人がコーチでしょうか。結果レディース賞を取られていました。
気を取り直してセットアップして3投目、やはり4色・3色でアタリがあり3連、次は4連でここで1時間経過。移動があった分釣果は上がりませんし、オマケにここでリールのローターが外れるトラブルもあり、タイムロスを重ねてしまいます。しかし風は追風なのでキャストは気持ちよく、錘は25号でもほぼ5色からさびけました。アタリがはっきりしているのは4色付近でこれは先月の時とほぼ同じ状態、5色ラインが出切るくらいに投げて3色まで引っ張って回収を続けますが、2連、単連と数が伸びませんしだんだん型も小さくなってきました。


2時間を過ぎて色気を出して遠くを狙う作戦にし、錘を30号に替え5本針の仕掛けに変えました。変えて最初は投げのタイミングが合わず5色ちょいしか飛ばなくて、アタリも小さく単連。次は6色めの糸が2/3出てさびくものの4色までアタリが来ず、イマイチ。その次でそろそろ撤収かという時間になりましたが、4色で良い当り。追い食いを待つと仕掛けが絡みそうだったので回収すると本日最高の21cmが!もうそろそろ右手方向からは引き揚げてくる人が見えているので最後のキャストを軽く4色ちょいに放り込み、アタリがあったところで回収して2連で終了、24尾と目標の30尾に届かず昨年の27尾よりも少なく、意気消沈しながらも時間の余裕がないので国道へは出ず砂浜を小走りに走り続け、終了2分前に本部前に到着しました。

結果511g(24尾)。重量的に21cmが効きましたが昨年のボーダーラインを下回る成績だったのでさっさと諦めておにぎりをパクつきお茶を飲んで休憩していました。本部から放送があり「二回戦進出は435g以上です」。

 二回戦

二回戦は10:20〜12:20、今度はエリアが限られて本部から皆生方面に800mぐらい、境港方面に1kmぐらいの範囲(これは昨年より倍ほど広く取られていました)を一回戦通過の54名で争います。成績順上位から5名ずつスタート、どちらへ行くか決めかねていましたが先頭とその次のグループはほとんど皆生方面へ行きましてその後もそちらが多かったので、今度は反対の方へ行ってみることにします。

10:20にホイッスルの合図と共にキャスト開始、またしても13本針で最初は投げますがポイントは小さく3連とまたしても効果なし。仕掛けも絡んだので8本仕掛けに交換して投げますがピン2連が続き、仕掛け絡みも多発しロスは増えます。
ただスペースにはゆとりがあるのでタラシを長めに取って思いきって投げる事もできました。強い追風に乗せて最高で7色めピンクが半分近く出る事もありましたが、6色間ではアタリが出ず、結局4色・3色で型の小さいのを拾う釣りになりました。後半素針も出てペースは上がらず結局17尾で終了。二回戦は終了のホイッスルが鳴ってから巻き上げれば良いので終了を慌てなくていいのが楽でした。ということは、もっと移動をしておくべきだったか!

検量の結果17尾233gでした。


 

エピローグ

優勝は渋い二回戦でも800g近く釣られた方でした。上位11名のセミファイナル進出は444g以上で、倍は釣らないと通らなかったということです。中には型のいいのを上げている人もいた様ですが、ピンでもいかに数多く上げるかが勝敗の分かれ目になっていました。

 

さてまだ砂虫が余っていたので展望台まで戻り、防波堤左の浜から投げてみました。しかしここは藻が多く針に絡み、キスも小さかったので3投して終了、小さいのを3つ追加して帰りました。途中またかめやに寄り、キス針と来週のかめやのキス釣り大会の申込みを済ませておきました。

 

今回の教訓と反省

  • 錘は軽い方が感度がいい。同じトップガンで25号と30号ではかなり違った。今日の様な追風なら25号が正解。
  • 食いが渋くて仕掛けを止め気味にしすぎたのか仕掛け絡みが多発。
  • しかし仕掛け巻き「するする君」の仕掛けリリースは素早く出来てGood。
  • 仕掛け入れのポーチの留め具が破損、別の手段を考えなくては。
  • 針はキススペシャル5号だったがバレはなく好調、キスR5号はそれよりカカリは良くなかった。
  • 装備軽量化の為クーラーを持たない人が結構いた。

今回の道具&仕掛け

投竿:サーフリーダーSF405CX
リール:スーパーエアロテクニウムMg+ADTスプールS-MGF(チタン色)
ライン:PE0.6/200m+0.8-6号PE力糸13m
錘:トップガン25,30号
仕掛け:キススペシャル5号13本,ハリスホンテロンピンク0.6号3cm25cm間隔,モトスフロロ2号1m
キススペシャル5号8本,ハリスホンテロンピンク0.6号4cm30cm間隔,モトスフロロ2号1.5m
キスR6号5本,モトスフロロ1.5号1mハリスホンテロン黄緑0.8号3cm30cm間隔,モトスフロロ1.5号1m
餌:チロリ、砂虫

 

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